ゲーム業界 デザイン

デザイナーのポートフォリオ制作に必要な5ステップ

 

就職活動を意識する頃に耳にするポートフォリオ

就活が本格化し、実際に作ってみないと実感が湧かないポートフォリオ制作ですが、
意外とやること、やっておいたほうがいいことが多いです。

では、実際どういう手順を追って作るの?

今回はポートフォリオの制作に必要な工程をご紹介します。
また、就活はまだ先という方でも、
流れを把握することで、日頃からできることや意識することが見えてくると思うので、
いずれはポートフォリオを作ろうと思っている方にもご覧いただけますと幸いです。

 

この記事を書いてる人

rurii(るり)
美大のデザイン学科卒業後、大手ゲーム会社に新卒入社・5年勤務。
後に転職し大手ゲーム会社で2年勤務。
現在はフリーランスのデザイナーです。


大まかな流れは下記の通りです。
準備 → テーマ設定 → 制作

また、1度制作して終わり、ではなく、2冊3冊とブラッシュアップしたり
企業によって内容を再編集する際は、これの繰り返しとなります。

以下に手順と、各フェイズで注意するべきポイントをまとめました。

 

ポートフォリオ制作の流れ

準備編

step
1
1.作品整理(数日〜1週間)

まずは掲載する作品データを集めましょう。
アナログ作品が多い場合は、撮影・データ化に時間がかかることがあります。

POINT:完成データはどれか
普段からファイル管理をきちんとしていれば問題ありませんが、
ファイル管理がずさんだと、完成データを集めるのに時間がかかることがあります。

POINT:掲載に耐えうるサイズか
ポートフォリオのページサイズに耐えうるサイズのファイルかを確認しましょう。
必要があればリサイズや作り直しをしましょう。

POINT:ファイル容量は大きすぎないか
レイアウトの際に処理が重くなるため、
重いファイルは、ポートフォリオ掲載用データとして複製ファイルを作った上で、
リサイズやレイヤーの統合をして、容量を軽くしたり、
掲載するのに適正なサイズな状態のファイルを準備しましょう。

POINT:必要なら作品の撮影を
デッサン、アナログ作品、立体作品がある場合は撮影が必要です。
量が多ければ多いほど時間がかかるん作業なので日頃から定期的に撮影するか、早めに着手しましょう。

step
2
テーマ設定(2,3日)

作品が集まったところで、ポートフォリオの目的や、使用用途を考えます。
誰に見せるか、その人にどう見てもらいたいか?を考えます。

特にまだ応募企業などを絞る段階でなければ、
まずは身近な家族・友人・クラスメイト・教授などに、
「自分はこういう人です」という自己紹介をテーマにするのも良いと思います。

POINT:実際に紙に書き出そう
どんなことをやってきて、どんなものが作れて、どういう能力をアピールしたいか?
これを言語化しておくことで、次の設計編での作品の見せ方を考える際のヒントになります。

 

設計編

step
3
全体構成(〜1週間)

2で設定したテーマを意識しながら、全体の構成を考えます。
ここで作品掲載の順番や、全体のボリュームを把握します。

POINT:もくじを考える
作品掲載の順番を考えます。
おすすめのやり方は、編集ソフト上で始めるのではなく、
付箋などにメモをし、それを入れ替えながらもくじを考えると、
全体を俯瞰で見ることができてわかりやすいです。

POINT:テキスト情報のたたき作成
表紙、目次、見出し、作品のキャプションなど、
ポートフォリオ内に必要なテキスト情報を書き出します。

この段階では仮でもいいので、大体どういう情報が必要かを考えておきます。
作品のキャプションの内容によっては、制作時期・時間・目的などを掘り下げる必要があるので
いざレイアウト、となった際に困らないためにも、
ある程度テキスト情報は把握しておいた方が良いです。

step
4
作品の割り当て、ブラッシュアップ(1週間〜)

各項目に掲載する作品数からページ数を割り出し、
さらに全体で何ページ程度のポートフォリオになるかを把握します。

このあたりでぼんやりとポートフォリオの輪郭が見えてくるので、
制作するにあたり足りないことがあれば、次に進みつつ足りないものを補うアクションをしましょう。

POINT:作品量が足りなければ追加の作品制作を
作品にボリュームが足りなかったり、一番アピールしたい項目の内容が薄い場合は、
追加制作や、既存作品のブラッシュアップや発展作品を作ることを視野に入れましょう。
この時間を確保するためにも、早めにポートフォリオの全体を把握することは重要です。

POINT:展示会などのデータがなければ友人に尋ねてみよう
作品が学内外の展示会に展示されていたら、その場の写真を掲載するのもありです。
基本は自分でベストな状況を撮影しておくべきですが、
どうしても手元になければ身近な人に尋ねてみましょう。

 

制作編

step
4.5
テンプレートを作成

レイアウトエリアの共通化や見出し、キャプションのテンプレートを作りたい、ノンブル・柱をつけたいなど、
レイアウト上のルールを決めて作りたい場合は作品を配置する前にルールを作りましょう。

また、自分のポートフォリオに世界観をもたせたい!という人は
表紙、背景、ページの縁などを利用しながら装飾を考え、
掲載内容の妨げにならないかなども確認しましょう。

step
5
レイアウト(〜1ヶ月)

これまで準備したイメージと掲載内容をさっそく配置しましょう。

POINT:細かな調整より、まずは全体に作品を配置してみよう
作品の並びを綺麗に揃えたりガイドラインを作って……という作業の前に、
まずは全ページに掲載予定のファイルや文字情報をざっくりと配置しましょう。
1ページあたりの作品数は適切か、文字情報は多すぎないかなどを見てから、
少しずつ細かな点を調整しましょう。

POINT:印刷して確認しよう
PCの画面でずっと編集を行なっていると、客観的な視点が失われます。
印刷することで、作品サイズが適切か、文字サイズは読みづらく無いかなど、
画面上では気づかないポイントが見えてきます。

特に印刷物としてポートフォリオを提出する場合、
PC上と紙面とでは受ける印象も違うので必ず確認をしましょう。
デジタル提出の場合は、pdfに書き出して、ノートパソコンやタブレット端末などで確認をおすすめします。
自身は大きな画面でレイアウトしていたが、面接官が確認するのはノートパソコン上、などという場合もあります。

最終的にどの媒体で見せるにせよ、その形式にして確認することはとても重要です。

POINT:完成後、第三者に見せ、感想を聞くのも良い
友人に見せて反応を見たり、先輩に見せてアドバイスをもらい、
自分の思った通りに意図が伝わっているかを確認すると、
その後のブラッシュアップに繋げられます。

初めて見せる人は面接官、となると、
作品で勝負以前に、作品の魅力が全く伝わらぬまま落とされる場合があるので、
気が進まなくても第三者に見せることをおすすめします。

・・・

以上が基本の流れです。

重ねての内容になりますが、5までたどり着いて終わりではありません。
1度ポートフォリオを制作すると、自分には足りない部分や、
もっとこう見せたいという欲が出てきます。

そして追加の作品制作や編集の改善をしていくうちに、
ポートフォリオ作りにも慣れ、より充実した内容のものが出来上がってきます。

 

最後に

ポートフォリオ制作は、意外と作業量が多いです。
特に、学生さんの場合は課題をやりながらこの作業をすることになります。

就職活動の時期が近付けば、
説明会出席、書類作成、課題制作などの作業も発生したり、
学校での課題や卒業制作をする必要もあります。

これらの情報を頭に入れながら、
計画的にポートフォリオ制作に着手しましょう。

 

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