ゲーム業界

【ゲーム業界デザイナー】ポートフォリオにはゲーム業界らしい作品以外は入れないべきか?

 

私はグラフィックデザイン学科出身で、ゲーム業界に新卒入社しました。
新卒・中途でそれぞれ就職活動を経験し、ポートフォリオを作っていたのですが、

その際に毎回悩んだことがあります。

「ポートフォリオにはゲーム業界の仕事に直結しなさそうな
学校課題や自主制作物も入れてもいいのか?」

ゲーム業界らしい作品といえば、
キャラクター・背景・コンセプトイラストや、アニメーション、3D作品など。
そういった分野を得意とする人のポートフォリオをみると、
やりたいことがわかりやすくて、面接官の印象も良さそうだなと感じるかもしれません。

これから就職活動をしようと思っている方の中には、
同じ悩みを持つ人もいるのではないでしょうか。

 

今回は
「ゲーム業界を受ける時、ポートフォリオには
ゲーム業界らしい作品以外は入れるべきか?入れないべきか?」

について書いていきます。

 

この記事を書いてる人

rurii(るり)
美大のデザイン学科卒業後、大手ゲーム会社に新卒入社・5年勤務。
後に転職し大手ゲーム会社で2年勤務。
現在はフリーランスのデザイナーです。

結論

ゲーム業界を受けたいと思った時、
ポートフォリオで抑えたいポイントは3つあります。

1:ゲーム業界に興味があることがわかる
2:自分の強みをアピールできている
3:業務に活かせる技術がある、企業にとって魅力的な能力がある(中途採用の場合特に重要)

これらを踏まえた上でポートフォリオを構成すると、
ゲーム業界に直結しない作品であっても、個人の強みとして魅力を付加することができます。

この3つのポイントを抑える理由は、ゲーム開発で求められる人物像に関係します。

 

理由

ゲーム開発の現場において、
デザイナーの作業は主にビジュアル制作に関する仕事が基本ではありますが、
決して「絵を描くこと」だけが仕事ではありません。

例えば……


ゲームが定めた目標に沿いつつ、
素晴らしいビジュアルを制作することができ、
表現レベルを上げることができる人。

ユーザーがわくわくしたり楽しめる仕掛けを考えたり、
それをビジュアルで叶えたり、提案できる人。

そしてそれを実現するためにチーム員と協力し、
良いものを作るために動くことができる人。

こんな人物が求められています。

こういった現場のニーズに対して、ポートフォリオから
「この人にはその動きが期待できそうだ」と感じてもらえれば勝ちです。

それでは具体的に、先ほどの3つのポイントについて説明します。

1:ゲーム業界に興味があることがわかる

これはまず、ポートフォリオを見て
「ゲーム業界が好き」「ゲーム業界のデザイナーになりたい」
と感じる要素があるかどうかを見られています。

選考の現場でよく耳にするのがこんな言葉です。
「作品の完成度は高いけど、本当にゲーム業界に入りたいのかな?」
「とりあえず受けただけで、すぐ転職するのでは?」

どんなに良い作品を作っていたとしても、そもそもなぜこの業界に…?
と思われてしまったらそこで終わりです。

2:自分の強みをアピールできている

可愛い女の子を描くなら誰にも負けない!
かっこいいメカデザインが得意だ。
など、作品を単体で見ても強みがわかる、というのも良いポートフォリオですが、

ゲーム業界に直結しなさそうな作品であっても、見せ方によっては、
その人にこんな魅力を感じさせることもできます。
「人には無い表現の幅や、表現の幅を広げるための努力をしてきた」
「コンセプトの設定から始め、適切なアプローチを考え、表現に落とし込める」
「情報を整理して、人に伝わりやすい表現を考え、構成する能力がある」

ポートフォリオには作品の完成形だけを掲載しなければならない、
という決まりはありません。

その作品のコンセプトや制作の過程を掲載したり、
作品を一面からではなく複数方面から見せたりすることで、
見る人に作品の内容だけではなく、製作者の人となりを魅せることもできます。

3:業務に活かせる技術がある、企業にとって魅力的な能力がある

これは中途採用の場合に意識したいポイントです。

企業によって、即戦力が求められているのか、
それとも新しい思考のできる人物が求められているのか、など。

例えば、開発推進のための人材募集であれば、
ツールがどの程度使えるか?掲載作品のどの部分を制作し、チーム内でどういった役割か?
例えば、会社の事業拡大のための人材募集であれば、
多角的な視点から表現を考え、提案することができるか?面白い着眼点をもった人材か?
など。

これは企業側がどういった人材を採用したいか、
応募側にはわからない場合もあるので難しいですが、
多彩な作品があると好まれる場合もあれば、嫌煙される場合もあります。

これは企業の社風や求める人材像にも関係するので、
仲介エージェント等に相談しながら、
どういった作品をどの程度入れるのが良いかを探るのが良いでしょう。

 

最後に

これはゲーム業界に限らずですが、就活において
どんな人材を求めているかを考えて、自分を売り込む。これはとても大事な考えです。

ゲーム業界に受かる人のポートフォリオは本当に様々ですが、
選考通過した人からは、よくこんな声を聞きます。
「自分が学んだことはこういうことが役に立つと考えて、選考書類や面接でアピールした。」

自分が学んできたことは、一見ゲームCGデザイナーには関係なく見えるかもしれない、
でも、そこには仕事に役立てることがちゃんとあるんだ。
ということをポートフォリオに詰めましょう。

相手にそれを伝えることができれば、こちらの勝ちです。

 

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